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私は本気だった。グループオフ会に参加した話

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ブログを始めてから私はずっとぼっちだった。

 

いや、どちらかと言うと友達は多い方だ。

こう見えても社交性はある(ような気がする)

けれど、ブログ界ではまったくもって人気がない。

記事を書いてもPVは伸びないし、twitterのフォロワーもさっぱり増えない。

つぶやくと言うよりは独り言に近いだろう。

 

そう、私はぼっちなのだ。

 

寂しくはない。

あいにく寂しいという感情は持ち合わせていない。

が、

みんなでワイワイ楽しそうにしているのを見ると羨ましくなる。

私
なんだか楽しそうねー。
ふ~ん、へ~

・・・さてと、記事を書くか。

 

そんな風にブログ生活を送っていた。

 

あれはブログを開設してからちょうど1年が経った頃、唯一のブログ仲間だったTakaさんとお会いした。

 

初対面で緊張したが、ブログの話で盛り上がって楽しい時間を過ごした。

でもそれも一瞬のこと。

Takaさんは関西の方で、しょっちゅう会えるわけではなかった。

 

またぼっちに戻った。

寂しくはない。

そもそもブログとは一人で黙々と作業するものだ。

そう、寂しくはない。

 

ある時、ものすごく面白いブログを読んだので(勝手に)記事で紹介した。

スークさんの記事だ。

某国の事情を詳細に面白く表現している。

私は電車内で口をへの字にして笑いを堪えた。

なんともセンスのある文章だ。

記事はこちら↓
ずっと話したかったけど、話せなかったこと

 

幸いなことにtwitterで相互フォローをしてもらえた。

 

おそらくtwitterというツールは、私の性格に向いていない。

マメじゃないからつぶやきは見逃すし、瞬時に気の利いた言葉を返せないから絡みづらいキャラクターになってしまう。

本気で向いてないと思う。

それでもブログの宣伝のためにチョビチョビやっていた。

 

2020年1月、スークさんが日本に帰国するというつぶやきが。

なんの気なしに「東京でお待ちしてます」と書いたら、思いのほか喜んでくださって本気で誘ってくれた。

気付かなかったけれど、どうやらグループでオフ会を開催する流れのようだった。

 

正直迷いはあった。

スークさんと2人ならまだしも、すでにあるグループにお〇ちゃんが参加していいものだろうか。

いや、年齢じゃない。

気にするとこはそこじゃない。

すでに出来上がっているグループに新参者が参加していいものだろうか。

私は迷った。

 

だが、

あんなに面白い記事を書く人に会えるチャンスなんてそうそうない。

 

心は決まった。

私
参加します!

 

私は本気だった。

どれくらい本気かと言うと、オフ会の次の日に有給休暇を取るくらい本気だった。

念入りにスケジュールをチェックし、当日残業にならないよう日々の業務を遂行した。

 

そしてその日はやってきた。

ついに、

ついに、ぼっちでやってきた私がグループオフ会に参加するのだ。

それも、某国から一時帰国しているスークさんに会いに!

 

ソワソワ

ソワソワ

 

計画通り定時で上がる。

私は東京生まれの東京育ちだが、友達に「地元を出ない田舎者」と呼ばれるくらい東京のことを知らない。

 

現地には30分前に着いた。

駅近のお店を予約してくれたけど、方向音痴の私が一発でたどり着ける保証はどこにもない。

確率で言えば迷子の方が高いだろう。

 

ウロウロ

スマホを片手にウロウロ

 

あった、ここだ。

時計を見ると15分前。

まだ入るには早い。一番乗りで

「こっちこっち」

と手招きする勇気はない。

 

私はお店から少し離れた場所で友達にメールを打った。

今日はブログ仲間と初対面するのー。緊張するー。若い子ばっかりだったら空気を読んで早々に退散した方がいいかしら?

 

なんとも滑稽に思えるかもしれないが、みな年をとったらわかる。こちら側で待っているぞ。

 

DMがきた。

「お店に入りましたー」

そうか、すでにお店にいるのか。

待たせてはいけない。私も入ろう。

心を決めてお店に向かった。

 

スタッフゥ~に案内されて個室に入った。

 

「はじめましてーーー!!」

 

(ビクッ!)

めっちゃ声大きい。

全体的に声が大きい。

 

「座って!座って!」

 

はい、ここですね、言われるがまま席に着き

「はじめまして」

ペコペコと挨拶をした。

 

(/ω・\)チラッ

(/ω・\)チラッ

 

(/ω・\)チララッ

 

若者しかいないやんけ!!

アカン!これ〇ばちゃんが参加しちゃいけないやつや。

 

いや、そんなことはない。

ブログの雰囲気で年はそれなりだと気付いてるはずだ。

このご時世、まさかアイコンに騙されるやつはいないだろう。

 

おそらく、おそらくだが、年を気にしてる人はいなかったと思う。

 

男性4人、女性2人の宴が始まった。

「かんぱーい!」

あーだこーだ会話する中でも私に気を遣ってちょいちょい話しかけてくれる。

もちろんそこは年の功で面白い返しをする・・・はずもなく、モゴモゴと答える。

 

誤解しないでくれ。

今、私は楽しんでいる。

「帰りたい」とか「来るんじゃなかった」とか「気まずい」なんてことは微塵も思っていない。

そう、私は楽しかったのだ。

 

ゲスイ話ばかりでオフ会というか合コンというかオヤジの忘年会というか、よくわからない会になってしまったけれど、ネットで知り合った人と普通に会話するのが楽しかった。

私
架空じゃない。ちゃんと実在してた。

 

二次会でカラオケまで行った。

カラオケなんて何年振りだろう。

基本的に歌は好きだ。

しかしながら、私は音痴だった。それ故に人前で歌うのは苦手だ。

初対面の人のお耳を汚すわけにはいかない。

 

私はオーディエンスに徹した。

ご存じの方もいるかもしれないが、私は手拍子がだんだんズレていく特殊能力を持っている。

慎重に手拍子を打ちながら、怪しくなるとパチパチパチパチと誤魔化した。

これでピィ~~イ♪と口笛でも吹ければ良かったのだが、口笛もシュー、シューするだけで音が出ない。(ウォーズマン?)

やんややんや騒ぐだけ騒いで宴は終わった。

 

終電の関係で最後はバタバタ解散してしまったけれど、楽しい楽しい会でした。

みなさま、ありがとうございましたー。

 

それにしてもアイコンと現実の温度差よ・・・