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ホリエモンの『多動力』は極論も多いけど合理的で興味深い話だった

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2017年5月に発売されたホリエモンの『多動力』を読みました。

なんてゆーか、スパッとした意見は賛否両論があるにしろ、わかりやすくて面白いね。

出だしの「情報自体に価値はない」って意見にはものすごく共感しました。

仕事でプログラミングする時、すべての構文が頭に入ってるわけではありません。

「この構文どうやって書くんだっけ?」とネットで調べます。

プログラミング言語によって書き方が微妙に違うし、すべての構文なんて(私は)覚えてられない。

仕事以外では美味しいお店をリサーチしたり、クックパッドでレシピを調べたり、20年前では考えられませんがインターネットが充実した今日では、情報はすぐ入手できます。

すぐ入手できる情報に価値があるのか?

インターネット出現前は特定の人間だけが技術や情報を独占し、それこそが価値だったのだ。

なるほど、簡単に誰でも手に入る情報にはそれほど価値がないってことか。納得。




「寿司職人が何年も修行するのはバカ」の意味を読んで思うこと。職種によって時間の価値観が違う

以前twitterで「寿司職人が何年も修行するのはバカ」と投稿したら炎上したそうで。

この一文だけ見たら私も不快感しかない。

いや、「バカ」って表現は嫌いだから今見ても不快感は残りますけど、本書によると寿司職人を否定するわけではなく、時間の使い方に憤りを感じているようです。

僕は未来ある若者が卵焼きを作るのに何年もの無駄な時間を費やすのを見ていられない。

異常なほどスピードを求められる時代に、卵焼きだけで数年を費やすのは確かに非効率。

これだけ生産性を高めよと言われているのに「うちは昔から3年は卵焼きじゃ」と頑固一徹は時代に逆行しているように見えます。

寿司業界の世界を知らないので本当かどうかは存じませんが、仮に3年かけなきゃ身に付かない技術だとしても、3年もかけずに身に付くよう教える側も試行錯誤してもいいのでは?と素人ながらに思いました。

 

そう感じるのは私がIT業界にいるからでしょうか。

IT業界は結果がすべてです。技術を身につける手段は独学だろうがスクールだろうがなんでもいい、とにかく完成させて!って世界です。

3年はテスト要員、次の5年でプログラミング、その後に設計の経験を積んでプロマネになるには10年先だな。新規プロジェクト開発となれば15年は見ないと!なんて悠長な計画はもってのほか。

15年もあれば技術が2、3世代は軽く進んじゃってるからね。

 

あ、日進月歩のIT業界と寿司職人を比較するつもりはないです。

ただ職種が違うだけで、こんなにも時間に対する考え方や価値観が変わってくるんだなぁと改めて思いました。

youtubeでも寿司職人について話していたので、興味のある方はこちらもどうぞ。

パティシエが教えたお寿司屋さんの卵焼きがめちゃくちゃ美味しかったと言ってました。

お寿司屋さんにはない新しい発想で美味しい卵焼きができたんだって。

それに対してゲスト出演してたGRAYのTERUさんが「修行と研究は違うよね」と言ってたのが印象的でした。

ハッ!とするタイトルと考え抜かれた構成で読書初心者でもサクサク読める

各章ごとのタイトルが面白い。

ベストセラーはコピペ本

これ、言っちゃっていいの?ってタイトルだし、

99%の会議はいらいない

なんて見も蓋もないタイトルもある。

タイトルのあとに本当に伝えたい要点が2~3行書いてある。たとえば「ベストセラーはコピペ本」のあとには

「全部自分でやらなければいけない」という思いこみをしていては、多くの仕事を手掛けることはできない。
自分が最も力を発揮できる仕事だけをやろう。

と綴られている。

そしてどういったことか詳細が綴られ、最後にやってみよう!リストで締め括られる。

「ベストセラーはコピペ本」のやってみよう!リストは

・あなたが抱えているタスクをすべて書き出そう。
・そのうち、アルバイトや同僚、上司でもできる仕事は赤ペンで潰していこう。
・残ったのが「あなたがやるべき仕事」だ。
(略)

本書は文章もそうだし本の構成が読みやすいんです。

タイトルで目を引き、最後のやってみよう!リストでやる気を引き出す。

うまいなぁ。

行動しないと何も始まらない。

その第一歩の後押しを、やってみよう!リストでしてくれてる。さすがです。

本を何冊読んでも、現実は1ミリも変わらない。まずは一つでいいから実践してみてほしい。

ちなみにこちらが各章の目次です。

目次の紹介

第1章 一つの仕事をコツコツやる時代は終わった
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強のメンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない

『多動力』を読んだ感想

全体的にどう自分の時間を確保するか、時間を有効活用する重要性みたいなことが書かれていました。

「なるほど~」と思うこともあれば「それは極論だわ」と思うこともあった。

歯に衣着せぬ物言いは、時に説得力があり、時にムッとすることもあり、私にはない能力に羨ましくもなりました。

日々の業務に追われている身としてはかなり刺激的な本で「行動しなくては!」と思いました。影響受けやすいの(^^;

「多動力」は大量の仕事をこなすための、技術ではない。
命が果てるまで、1秒残らず人生を楽しみきるための、生き方である。

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