あまり映画館で邦画は観ないんだけど、誘われて観てきました。
『12人の死にたい子どもたち』
感想としてはすごく面白かったです。
ネットでは酷評なんだよね。
- 思ってたのと違う
- 自殺願望があるように見えない
- 物足りない
- 予告詐欺
- 内容が薄い
中には高評価もあるけど、ひどい言われようだわ(^^;
言われてみれば薄いっちゃ薄いか。
私は普通に面白かったけどね。
前情報が一切なかったのが良かったのかも。
- 予告見たけど記憶にない
- そもそも原作があったのも知らなかった
なんとなく「死にたい子どもが集まるのね~」ってくらいの認識しかなかったです。
それくらいの知識量で映画を観ると、たいてい驚きがあって面白く感じるYO!
ミステリー映画はあらすじを知らない方が楽しめるのでは?
先の展開が読めないからストーリーって面白く感じると思うんよ。
推理ものとかサスペンスものは特にそう。
考察や裏話を楽しむには、あらかじめ知っておいた方がいいけど、それは2回目でいい。
初回はノー知識がおすすめよー。
で、今回『12人の死にたい子どもたち』を観たんだけど、思いもかけず面白かったです。
最初から最後まで夢中になって観ちゃった。
だって、12人しかいないはずなのに、13人目がいるんだよ?
「ちょちょちょ、だれ?」って思うじゃん。
ベッドが12個しかないのに13人いるの。
しかも死んでる!(ヒッ)
ノー知識で観に行った私は、やっと「ミステリー映画なのね」と認識しました(苦笑)
ミステリーの中にヒューマンドラマがある
おそらく酷評の原因は、子どもたちそれぞれの物語を深堀りできなかったことなんじゃないかな。
ストーリーが進む中で、ひとりひとりの物語が明かされていきます。
- 過去に何があったのか
- どういった経緯で死を選択したのか
12人もいるから尺が取れず、子どもたちの物語がさらっとしか語られなかった。
原作はこの辺がしっかり描かれてるのかもしれません。
12人の背景を詳細に語るのに、2時間の映画では厳しいよね。
13人目を殺したのは誰だ?というミステリーを解き明かす軸と、子どもたちの過去を描く軸が同時進行で、原作を知らない私はすごく面白かった。
最初は鼻持ちならなかったけど、観ていくうちに「みんな、いい子じゃーん。思いとどまってー」ってなりました。
実は私も過去に死にたいと思ったことがある
ぜんぜん深刻じゃないけどね。
小学3年生らくいだったかな。
1つ忘れ物をすると、原稿用紙1枚の漢字書き取りをする決まりがあって、何十枚も溜まっちゃったの。
忘れ者をする私が悪いんだけど。
ある日、マンションから下を眺めてたら
「漢字やだなぁ。飛び降りちゃおうかなぁ」
って思った。
今となっちゃ、漢字書き取りくらいでなんで?って感じだけど、その時はなぜかそう思ったんだよね。
社会人になってからの方がつらいことがたくさんあるのに、なんで漢字の書き取りくらいで思ったんだろう。
むしろ今の方が思ってもいいくらいつれーっす(T^T)
なっっっんて理不尽なんだ!
ってよく思うもの。
でも、彼らと同じ気持ちにならないのは、支えてくれる人がいるってわかってるからかなー。
なんて、ちょっと真面目に語ってみたり。
12人の子どもたちの過去が知りたくなったから原作を読んでみようかな
酷評の『12人の死にたい子どもたち』を観た感想としては、すごく面白かったです。
最初から最後まで楽しめました。
もともと推理もの好きだしね。
なんでそんなに評判悪いんだろう?って感じです。
きっと原作がすごい良い作品なんだろうね。
確かに彼らの過去はさらっとしか描かれてかなった。
どんな経緯でどんな思いをしたのか気になるから、原作を読んでみようと思います。
でもまあ、ぶっちゃけ劇場で観るほどでもない映画でした。
内容的には映像も音響もテレビで十分かな(^^;