ノートパソコンとタブレットの違いがぼんやりしていると、自分にはどちらが必要か判断できませんよね。
いつまで経っても買えない。
今回の記事は、そんな疑問にお答えします。
パソコンとタブレットを比較しながら解説しまーす。
パソコンとタブレットの違い
いきなり核心を突きますが、一番の違いは入力デバイスです。
この違いがすべてにかかってきます。
パソコン:キーボードとマウス
タブレット:指、スタイラスペン
充電時間やら起動の速さやら、細かい違いはありますが、最も重要なのが入力デバイスの違いです。
確かにタブレットにキーボードをつければ文字は打ちやすくなります。
しかし、そう単純なことではありません。
なぜなら、OSやソフトが入力デバイスありきで作られているからです。
どういうことかと言うと、例えばwindowsはそもそもタッチパネルを想定したOSではないのです。
最近はパソコンとタブレットが非常に近い関係になってきたため、まったく無視して作られてはいませんが、それでも本家ほどではありません。
タブレットはタッチパネルを想定したアプリだし、パソコンはキーボードとマウスを想定したソフトなんですね。
だから、パソコンで本は読めるけどイマイチ、タブレットでExcelは使えるけどイマイチなのです。
タブレットがパソコンの代わりにならない理由
タブレットにキーボードを付けれても、タイピングが楽になる程度でパソコンの代わりにはなりません。
そもそもパソコンの様にタブレットはマルチに使えないです。
本を読んでる時はリーダーアプリを開いて終わり、youtubeを見てる時はyoutubeアプリを開いて終わりです。
画面に複数のアプリを同時に開くことはありません。
また、その必要もないのです。
なぜなら、タブレットの使用用途はほとんどがシングルタスクだからです。
- 本を読む
- 動画を見る
- ネットサーフィンする
- 絵を描く
これ、同時にやらないですよね。
だから画面にはひとつのアプリが開いてればOK。
パソコンはどちらかと言うと作業系。
資料作成したりプログラミングしたりとマルチウィンドウで操作することが多いでしょう。
パソコンがタブレットの代わりにならない理由
では、反対にパソコンはどうでしょうか。
2in1モデルも出てきてタブレットみたいに使えるタイプもあります。
ですが、ここもやはりあまり普及はしていません。
なぜなら、パソコンではキーボードとマウスを使った作業がしたいからです。
2in1モデルはいいとこ取りに思えるかもしれませんが、結局パソコンを使う人はそんなにタッチパネルを使わないんです。
たまにしか使わないタッチパネルのために割高なモデルを選ぶメリットはありませんよね。
パソコンのタッチパネルが流行らないもうひとつの理由として、「キーボード、マウス」と「タッチパネル」の相性が壊滅的に悪い。
どういうことか
想像してみてください(パソコンの前にいる人はやってみてください)
「キーボードから手を離して画面をタッチする」
この行為、非常にストレスを感じませんか?
ただでさえホームポジションから手を動かしたくないのに、手を浮かせて画面をタッチ。
これ、かなりのストレスです
まず画面までの距離が遠すぎる。
さらに手を反らせるので負担も大きい。
この動作を何回も繰り返し行うの?
効率悪すぎ~。
手を伏せた状態から反らせてタッチするより、伏せたままマウスを操作する方が楽です。
そうですね、タブレットのように片手で持って、もう片方の手で操作すればタッチ操作にストレスはないでしょう。
しかし、タブレットみたいに片手で操作するには本体が重すぎる。
やはりパソコンはデスクに置いて操作することが前提なのでしょうね。
パソコンはパソコン、タブレットはタブレット、似て非なるものなのです。
パソコンとタブレットの比較表
タブレット | ノートパソコン | |
---|---|---|
重量 | 軽い | 重い |
充電の持ち | 長い | 短い |
入力デバイス | 指、スタイラスペン | キーボード、マウス |
操作する手 | 片手 | 両手 |
操作する場所 | 立ったままからベッドインまでどこでも | デスク 膝の上が限界 |
拡張性 | ない | ある |
起動 | 速い | タブレットには負ける |
文字入力 | 苦手 | 得意 |
どっちを買うか使用用途で選ぼう
パソコンとタブレットは、非常によく似ていて混同しやすいですが、得意分野が違います。
それぞれの良さがあるのです。
「できる/できない」で言えば、できることもあるでしょう。
(タブレットでExcelとか)
ですが、それぞれの特徴を理解して、使用用途に合わせて選んでください。
- ネットサーフィン
- 読書
- 動画鑑賞
- お絵描き
- 手書きメモ
- 短文メール
- 資料作成
- マルチ作業
- プログラミング
- 長文メール
- 写真、動画編集
「こんなはずじゃ・・・」とならないように、何がしたいか、どういった使い方をするかを明確にして、自分に合ったモノを選んでくださーい。