これから投資やってみようかなって思っているデビュー前のあなた、よく「資産運用は余剰金でやりましょう」って聞くけど、余剰金ってなによって思いませんか?
余ってるお金なんてないし、ましてやなくなってもいいお金なんて1円たりともねー!!
リスクがあるから投資や投機は余剰金でやりましょうって理屈はわかるよ。でも、いったいどれくらいが適切なのかピンときませんよね。
数年後のマイホーム購入、数十年後の老後資金と目的によって資産運用の仕方も変わってくると思いますが、運用するための資金はいくらが適切なのか。
100万円?
それとも1,000万円?
友人にはこう説明しました。
資産運用に充てる余剰金の目安
ここで余剰金(資産運用するための資金)の定義をざっくりと
且つ、数年は動く予定がないお金
とします。書くまでもない大前提の定義ですね。
さて、この運用資金をいくらにするか。
悩むよねー。減っちゃ困るし、かと言って小額じゃ増えないし。
どうするどうする・・・
まず損得云々は度外視してください。目安はズバリ「自分が冷静でいられる金額」です。
人によって同じ金額でもそのお金に対する価値観は違います。
例えば同じ100万円の投資額だとしても、貯金300万のAさんと貯金1,000万のBさんでは心の余裕が全然違いますよね。
株にしろ仮想通貨にしろ値動きがありますから、当然減ることもある。
資産が減るリスクを考慮して、なおかつ自分を保てる、冷静でいられる金額はいくらですか?
減ってもいい金額ではありません。減っても自分を見失わない金額です。
今回は久々にイラストを描いてみたよ。伝わるといいなぁ。
投資額1万円 余裕だぜ
鼻歌まじりで歩けるぜ。余裕余裕。
投資額10万円 こわっ!たかっ!
2~3mくらいの高さまで上がりました。余裕で歩くことはできません。
投資額100万円 ちょっ 無理ゲー
いやいやいや、進めないって。シャレにならないから。
投資額1,000万円 生きた心地しません
進むことも戻ることもでない。1mmも動けない~。た~す~け~て~。
ここまでの心境になってしまうような金額は投資するべきじゃない。と言うか、してはダメです。失敗しますよ。
この心境でいったいいくらの利益が出たら得した気分になりますか?ウマミがどこにもない。
万が一利益が出たとしても髪の毛は抜けてるね。悪いことは言わん。やめとき。
ここでは1,000万円って例にしただけで、10万円でもこの心境になってしまうのならばその10万円はそっとお財布にしまうか預金してください。
投資は習うより慣れろ
じゃあ大きい金額での取引はできないのかと言うとそうではありません。
いきなり崖っぷちの金額がNGなだけです。
段階を踏んでコツコツと経験値を積んでいけば、いつの間にか大きい金額での取引でも冷静に判断できるようになれます。
まさに習うより慣れろ!!
そもそも未来のことなんて誰にもわからないのですから、自分なりにコツを掴むしかありません。
いきなりの突風にあっても
予期せぬ下降にあっても
経験から学んだことで最悪の事態を回避することができます。
そういう判断ができる金額で資産運用しましょう。
画面に張り付いて動けないは危険です。ちょっとくらい放っておける余裕は持ちたいものです。
気付いたら増えてた!ってくらいの気構えじゃないと身が持ちませんからね。
まとめ
人によってお金の価値観が違うから一概にいくらが適切とは言えない。
どれくらい資金投入しようか迷ったら、
且つ、数年は動く予定がないお金
の中で、
自分を見失わない金額
から始めましょう。
そして、コツコツと経験を積んで自分に合った運用方法を見つけましょう。
チャートの動きを見て投機するもよし、惚れた商品を開発した企業に投資するもよし。
周りの声に惑わされず楽しい投資生活を♪