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実話か?巨大銀行買収ドラマ『メガバンク最終決戦』

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またまたやってくれたWOWOWさん、よくこれ放送したな。
相変わらずWOWOWの社会派ドラマは際どいとこを攻めてくる。

今回は「メガバンク最終決戦」のお話。

タイトルだけ見るとなんだか安っぽくて惹かれないよね(^^;

でも内容はかなりインパクトがあります。

メガバンクが破綻の危機に追い込まれ買収されるかどうかのドラマ。

ぶっちゃけあの銀行のことじゃね?って思う。

合併による行内のカースト制度

1991年のバブル崩壊から続く金融危機によって破綻の危機に陥った90年代の中、不良債権が少なく安定を保ったのが財閥グループの帝都銀行

この帝都銀行、不良債権で体力が衰えた他の銀行と合併することを余儀なくされ、最終的には4つの銀行が合併し東西帝都EFG銀行となります。

合併に継ぐ合併によりできた東西帝都EFG銀行内には、出身銀行によるヒエラルキー(階層制)が存在し「帝都にあらずんば人にあらず」と言われました。

怖いよぉ~。早く人間になりた~い。

プライドを傷付けられた帝都銀行

帝都銀行は言わばお荷物銀行を押し付けられた形となり、公的資金まで注入されます。

この公的資金、ダメの烙印を押されるかのようで大きくプライドが傷つくらしい。

うちは公的資金なんかもらわなくてもやっていけたのに!!
帝都銀行の名前を取り戻したい!!

帝都は金融庁の指示で不本意な合併を繰り返し2度もプライドを傷つけられます。
この思いが事件の発端となります。

名前を取り戻せ~!ユアッシャー!!

帝都の名前を取り戻すべく金融庁に直談判した頭取、金融庁からこんな提案を受けます。

東京オリンピックの資金繰りも厳しい。長期国債を買ってくれまいか。

この水野次官が現首相にそっくりでねぇ。顔といい話し方といい仕草としい、本当に似てる。わざとそうした?

結局、頭取は帝都の名前欲しさに国債を買います。それも超長期で40年債で5兆円。ぶったまげ~。

日本国債大暴落

ドラマですから。フィクションですから。

安定している日本国債とは名ばかりで、買った途端に大暴落。
40年債で5兆円の国債が8%の暴落。損失は自己資本の2倍!!

エマージェンシー!!エマージェンシー!

破綻する~。

状況を知らないお気楽部長に「長期債を買った噂を聞いたのですが」と敏感な部下が聞いても「銀行は潰れない。ドーンと構えてろ」と取り合ってくれません。

ドラマとは言え、名前のために40年債を買っちゃう頭取や、状況を把握しきれないお気楽部長にイラッとします。

それでもエース級の人はいて、為替に強い東西銀行出身者たちが相場で少しでも利益を出そうと策を練ります。

上限なしの取引で勝負をかける。

相場が始まる9時までを時計の針がカチッカチッとカウントダウン。

厳しい表情で画面をみつめ

拳を握り

緊張が走る

相場で勝てるのか?

・・・

で1話終了。

ふひぃ~、ハラハラする~。続き気になる~。
以上が簡単な粗筋です。ね、面白そうでしょ?ってか面白いから見て!!

全6話だからスピード感そのままで一気見できるよ。
なにげなく録画したけど消去できないくらい面白かった。


銀行の行方やいかに

お気楽部長の言うように現実でも銀行は潰れないのでしょうか?

他の商売よりは確率は低いかもしれないけど、今時期潰れない企業ってあるのかな。

ちょうどタイムリーなニュースが流れてた。

みずほFGが10年間で1万9000人の人員削減。地方で住宅ローン撤退。
低金利で収益力が低下しているのと、フィンテックにより業務が効率化され人員削減が可能となる見通しのようです。

仮想通貨も浸透してきている。お得なネットバンクもある。
メガバンクと言えどもぼんやりしてたら足元すくわれそうですよね。
財閥がどうのこうのって時代は終わったんでしょうね。

あ、東西帝都EFG銀行が三菱東京UFJ銀行と似てるなんて言ってませんよ。ドラマですよ、フィクションですよ。

でも現実味あったなぁ。実話か?ってくらいリアルでした。ちょいちょい安っぽい演出があるのはご愛嬌で。

WOWOW公式サイト「メガバンク最終決戦」