ゲーム

大ヒット「The Last of Us part Ⅱ(ラスアス2)」の前に前作の感想を改めて語る(ネタバレあり)

ちょっぴりネタバレを含む感想です。

The Last of Us(ラスアス)という作品がどうしてこんなにも心を掴んで離さないのか、改めて感想を語りたいと思います。

もし、「PS4でおすすめのゲームは?」と聞かれたら、自信を持って勧める。それくらい夢中になったゲームです。

  • ゲーム性を殺した唯一無二の作品
  • 心に傷を残すゲーム設計
  • 私の正義ってなんだろう

解説というか、思うことをそのまま話すよ。

ゲーム性を殺した唯一無二の作品

ゲーム性を殺したゲームってどういうこと?

 

ゲームに夢中になる要因の一つは、現実では決して味わえない体験ができるからだと思うんですよ。

  • レンガを割る破壊力
  • 颯爽と走るダッシュ力
  • 未知の世界での冒険

 

決して現実では味わえない体験を、ボタンひとつで体験できるのがゲームです。

 

非現実的な世界に没頭する。

それってゲームの世界ではなんにでもなれるってことじゃないですか。

 

ある時は魔法使いに、ある時はモンスターを倒す勇者に、ある時は異世界へ飛び込む選ばれし者に。

 

つまりゲームとは、絶対になれない自分になれて、

気持ちいいぃーー!!

 

まあとにかくゲームって楽しいんですよ。

 

しかしながら、ラスアスに限ってはこれらのゲーム性が一切ありません

ないと言うか、ゲーム性を殺してとことん現実に寄せてます。

 

マリオだったらひとっ飛びできるような障害物も、わざわざ踏み台を設置しないと越えられないし、ダッシュだって人並み。ジョギング?って感じです。

 

ゲームなのにゲーム性を殺してどうするの?って突っ込みたくなるくらい現実的なんです。

私
こんなゲーム、他にあったかな?

 

ライトゲーマーの私には思いつかない。

しかも、ストーリーとゲーム構成がえげつないんですよ。

心の奥のダークな部分をつつくゲームなんだ。

心に傷を残すゲーム設計

ラスアスは、キャッチフレーズ「プレイする映画」と名高い『アンチャーテッド』を作ったノーティードッグが手掛けた作品です。

 

アンチャーテッドと同じように映画の中にいるようなゲーム

なんだけど、アンチャーテッドとラスアスでは決定的な違いがある。

 

それは、

とことん現実的なとこ。

 

先のゲーム性についても「現実的」と言ったけれど、ここで言いたいのはゲーム性ではなくストーリーも現実的ってこと。

 

寄生菌のパンデミックが発生して、感染者がゾンビのように人間を襲ってきます。

自分を守るために感染者を銃で撃つ。そのことに抵抗がある人は少ないと思うけど、感染していない人間はどうですか?

 

マリオvsクッパ、人間vsモンスター、人間同士だとしても正義と悪がハッキリしている、もしくはゲーム性がある(波動拳とか)世界でならゲームとして楽しめると思う。

だって現実的じゃないから。

 

だけど、ラスアスの世界観はとことん現実なので、一瞬「うっ」となる。

 

操作するキャラクターは決して正義の味方ではないし、相手の人間だって生きるために必死なだけ。

 

出会い方によっては仲間になってたかもしれない相手を、誰かのために、あるいは自分のエゴのために撃つ。

こんな悲しいことってありますか。

 

しかも映画なら一歩引いた安全な場所から観ていられる(第三者でいられる)けど、ラスアスは自分で引き金を引きます。

私
え?私が撃つの?この人を?

 

必死に生きてる人に向けて発砲する。

 

えぐい、このゲーム、マジでえぐい。

 

一緒に旅をした仲間が感染することもあれば、感染した弟をやむを得ず殺める兄もいる。

隣にいる仲間が自殺する。

 

苦しいよぉ~~~。

つらいよぉ~~~。

私の正義ってなんだろう

簡単に善悪をはかれないストーリーに、絶句してしまう瞬間があるんだよね。

多くの別れを経験し苦労や絶望を味わいながら生き長らえてきた主人公に、感情移入すればするほど残酷な行為から逃れられない

 

やってくれたな、ノーティードッグ!

どうしてくれる、この感情を。

 

こうなんていうか、

私
自分だったらどうするんだろう?
私
もしかしたらあの人にもあの人なりの正義があったんじゃ・・・
私
必死に生きてた過程で最悪のタイミングで出会ってしまったのかも

 

とか、思っちゃうわけですよ。

 

安全のない荒廃した世界に正義なんてない!

 

わかるけどさー、ゲームでそれやっちゃう~~~?

ストーリーだけ楽しみたい人は、映画風にまとめてくれた動画を見つけたのでどうぞ。

 

改めて見返しても、切なくて苦しかったよ。

でもね、真の苦しみはやっぱりゲームをプレイしてこそなんだよね。

自分が操作することによる感情移入度はハンパないよ。

つらいのに夢中になる中毒性

ゲーム性を殺してとことんリアルを追及したから、冒頭で述べたゲームによる快楽性が失われました。

 

私
ゲームのウマミがなーーーい。

 

なのになんで多くの人が夢中になるのでしょうね。

 

他では真似できない唯一無二の作品だから?

結局、人間は汚いものが好きだから?

混沌とした世界で希望を探したいから?

 

正直、私にはわかりません。

なんで好きなんだろう・・・

 

必死に生き残ろうとする登場人物たちに感情移入しちゃうから・・・とか?自分の気持ちがようわからん。

 

クリアしたからってハッキリとした答えなんてくれないし、表情で読み取らなきゃならないし。

 

あ、そうそう、ゲームなのに表情や仕草で読み取るんですよ。

すごくないですか?

映画じゃねーか!

 

ね、ゲームの枠を越えちゃってるよね(^^;

まあそんなわけで、少なくとも3回はプレイしたラスアスの感想でした。

あまりにも完璧なラストに続編は出ないだろうなぁと思っていたら、まさかのPartⅡが出まして、ただいま絶賛プレイ中でございます。

すでに辛い(苦笑)