人の不幸は蜜の味？『マンガ宝くじで1億円当たった人の末路』を読んだ感想

本屋さんで平積みされてた魅惑的なタイトル『マンガ宝くじで1億円当たった人の末路』に惹かれたのは私だけじゃないはず。

手に取りパララっと見ること数秒、「面白そう！読みたい！」と即買いしました。

家で一気読みしちゃった。マンガだしね。
あ、マンガだけじゃなく解説もちゃんと載ってます。

その解説が思ったより奥が深かったので紹介しまーす。

宝くじは買わずとも、1億円の使い道は常にイメトレしてます

え？みんなそうでしょ？

「もし1億円があったら・・・」

って想像するもんでしょ？

マイホーム買って、
マイカー買って、
海外旅行もバンバン行って、
もちろん仕事は辞めます。

って、まんまやないかーい！

私の末路も同じか？

お金がすべてじゃない！幸せ3要素は全部そろわなくてもOK

人の幸せには3つの要素があります。

多くの人は、この幸せ3要素すべてをそろえようとしてしまうらしいです。

でも本書ではコンプリートする必要はないと言います。

幸せ3要素が一つ（場合によっては二つ）くらい足りなくても大丈夫、何の問題もない！安心しましょう！

あなたはどれが足りないですか？お金？仲間？才能？

私はお金も才能も持ってません。持ってるのは「仲間」だけです。

二つなくても問題ないって言われても、老後が不安なんですけど・・・切実

「本当かな」と思う人。
まず、「幸せになるには『お金』がどうしても必要だ」と思う人は、大金を手に入れた人（宝くじで1億円当たった人）や、持ち家がない人（賃貸派）の末路をご覧ください。
また「『社会とのつながり』が少ない人間なんて価値がない」と考える人は、「友達ゼロ」の人の末路を読んでいただくことをお勧めします。
さらに、「これからの時代は『個性』のある特別な人材しか生き残れない」と思ってる人は、無理に個性的に育てられた子供（キラキラネームの人）の末路などを確認していただければと思います。

ってことで、「宝くじで1億円当たった人の末路」を読みました。

オチは言わずもがななのですが、マンガのあとに解説があります。
わかってはいても改めて文字で読むと真実味が増しますね。

お金が入ってから近づいてきた仲間なんて（そもそも仲間？）そりゃ定着しませんよね。

それは無視として、今そばにいる仲間との関係すら危うくなるとすれば大問題です。

私には仲間しかいませんから。

心の中で「諭吉さん」なんて呼ばれたらヤダなぁ。
そんな仲間はいないと信じてますが、お金は人を変えますし、そもそも私が「お金目当てなんじゃ・・・」と疑わない強靭なハートを持っていない。
小物なんす。なんす。

それと「才能を磨かなくなる」もなんとなくわかるな。
私はブログを1年半続けてますが、最初の頃に1億円当たっていたら継続できたかな？

徐々に力をつけて結果的にブログで1億円稼げるようになるのと、いきなり宝くじで1億円を手に入れるのでは、ぜんぜん違いますよね。

きっと私はブログを書かなくなってたと思います。
そうしたら今まで楽しく書いてきたこの1年半がなかったことになるのか。
ブログを楽しむ機会の損失です。
ブログを通じて出会えた人ともなかったことになっちゃう。
やだやだ(><)

心が軽くなる選りすぐりの末路10選

本書はお金だけにフォーカスした本ではありません。

幸せ3要素のどれかが足りなくて悩んでいる人のために書かれた本です。

興味深い題材なのでご紹介しますね。

『宝くじで1億円当たった人の末路』を読んだ感想

持ち家のリスクや現代のコミュニケーションの取り方など、今の社会、今の価値観と照らし合わせた内容で、とても興味深かったです。

ってことみたいです。

本書を読んだだけで不安がなくなるなんてことはないけどさ、

「ワイシャツの下に何を着るか悩む人がいるんだ」
と、プッとなったり、

「事故物件を科学的に分析する専門家がいたとは」
と発見があったりで面白かったです。

『末路』って聞くとネガティブな想像をしちゃうけど、重い内容ではないので気楽に読めました。

普通の人は急に大金が手に入れると、幸せ3要素がなくなる危険があるみたいなので、年末ジャンボは買わないでおきます。

お金はほしいけど。ﾎﾞｿｯ