SEの私でもたまに「このまま生き残れるだろうか」と不安になります。どうして未来を考えると不安になるんだろう・・・
この不安を少しでも取り除くためには、自分の価値をあげるしかありません。
会社側に「仕事を頼みたい」と思われる存在になるしかない。
どうすればいいのか
隣の子よりできることを増やせばいいんです。
Excelしかできない人たちの中で一人だけマクロが組めたら、貴重な人材になれますよ。
マクロの便利さ、マクロを使える貴重さがわからなければ響きませんよね。
正直、マクロ単体で覚えても業務に取り入れなければ宝の持ち腐れです。
マクロの便利さを実感する大きな流れとしては
- 業務を見直して自動化できる部分を探す
- Excelマクロで自動化してみる
です。
今あなたが行っている作業を見直すところから始めると、想像以上にスキルアップできますよ~。
Excelマクロは業務の見直しとセットで覚える
参考書を買ってマクロの構文を覚えても、実際に使わなければ意味がないしぜんぜん頭に入ってこない。
「ダイアログを表示してみましょう」って例文で”Hello World”と表示させたところで「だからなに?」ってなりませんか?
せっかくダイアログの表示方法を覚えても
- どのタイミングで表示させればいいのかわからない
- なにに使うかわからない
となると、結局使わなくなって気付けば忘れてます。
本当の意味で習得するには実務に取り入れるのが一番です。
実務に取り入れるには自分の業務を見直すとこからはじめます。
遠回りに思えても、習得するという意味では一番の近道になるでしょう。
また、業務の見直しから入るとマクロの習得以外に問題解決力が身に付くのでお得ですよ。
Excelマクロを覚えるとこんなにオイシイ。メリットはこれだ!!
私は事務職こそExcelマクロを覚えたらいいのになって思うのです。
だって今はどの会社でもほとんどExcelを使うでしょ?勤怠も報告書も請求書もExcelで作ってる。
その中で自動化できる作業はまだまだあるんじゃないかな。
メリット①効率アップ(ラクができる)
事務処理は書類整理が多いですよね?
自分の作業をよ~~~く見直してみてください。
繰り返し作業はありませんか?
チーム10名の個人ファイルをもらって、月の作業時間の集計を毎月手動でしてませんか?
勤怠ならシステム化してる会社もあると思いますが、今だに手作業で集計している会社も案外あります。
Excelマクロはそんな繰り返し作業を自動化することができるんです。
なんてラクなの~
作るのは大変かもしれませんが、毎月数時間かけてた集計作業がものの数分でできてしまう。
しかも機械が集計するので正確です。
速い、正確、ラクちん、で効率アップです。
メリット②評価アップ(信用が得られ仕事の幅が広がる)
周りより速く正確に仕事を仕上げるのですから、もちろん上司からの評価が上がります。
上司の目が腐っていることもあるので、万が一、気付いてもらえなかったらバンバンアピールしてください。
- 業務を見直して自動化できる部分を探す
- Excelマクロで自動化してみる
この手順のオイシイところは、それぞれがアピールポイントになるとこです。
①業務の見直し ⇒ 業務改善提案
まず「業務の見直し」で自動化できる部分を探します。
で、探し出せたら業務改善提案としてまとめてください。
例えば先ほどの勤怠の場合、
毎月行っている勤怠集計は手動で集計しているため、ケアレスミスが発生しやすい。
機械的な作業なので、Excelマクロで自動化できないか。
みたいな、それっぽい文章にまとめると良いでしょう。
その際、自分でマクロを組めなくてもOKです。
※アピールはここまでになってしまいますが
自分でマクロを組んで実績まで上げれたらベストですが、システム部に依頼するのでもいいでしょう。
はじめは問題発起、改善提案まででも構わないと思います。
マクロを覚えたら②までアピールできますよ。
②Excelマクロで自動化 ⇒ 実績
実際に自分でExcelマクロを組んだら思いっきりアピールしましょう。
月次作業の勤怠集計をExcelマクロで自動化したことにより、3時間かかっていた作業を10分に短縮することができた。
また、自動化したことで集計ミスが減り、生産性とともに品質が向上した。
指示通りに働くよりも、一歩踏み込んで能動的に動くとかなり好印象です。
しかもマクロは勤怠以外にも活用できます。
自分で問題を掘り起こし解決できるスキルを持ってるのは強い!!
依頼される仕事の幅が広がって評価アップです。
メリット③給料アップ
スキルアップ(周りよりできることが多い)
↓
仕事の幅が広がる
↓
上司、周りから信頼される
↓
評価アップ
↓
お給料アップ
評価が上がればお給料も上がる。
結果を出してるんだから当たり前だよね。
カギとなるのは、ただ単にマクロが組めるってことではなく、業務の見直しから入ること。
ここに大きな意味があるのです。
「私、マクロが組めます。」
ってだけじゃ受動的で、せっかくスキルがあるのに評価に繋がりにくい。
なんでもそうだけど、スキルを活かしてこそ総合評価が上がるのです。
自分から「あーしたらどうかな、こーしてみようかな」と試して実績を積み上げてってくださいね。
そうすれば自然とスキルがつき、周りより一歩も二歩もリードしてるでしょう。
作る側にカモ~ン!
メリット④転職が有利になる
転職する際、場合によっては今の会社の評価は役に立ちません。
どういうことかというと、その会社特有の評価かもしれないからです。
会社に依存したスキルではないですか?
評価されているそのスキルは、他の会社でも使えますか?
Excelマクロというスキルは業務に依存しません。
ということは、A社でもB社でも使えるスキルってことです。
加えて業務改善の視点でものを考えられる力がついてるのであれば、どこでだってやっていけます。
転職活動で強みとなるカードになるでしょう。
まとめ:業務改善とセットでExcelマクロを覚えると効果的
Excelマクロを覚えるということは、プログラミングするために論理的思考になるってことです。
繰り返し作業はありませんか?
省ける工程はありませんか?
ルーチンワークの事務作業を、より効率的に、より正確に進められるよう業務の見直しをしてみてください。
その上でマクロを覚えて活用すると、想像以上のスキルアップにります。
業務を改善しながら生産性を上げていく。
なんて貴重な人材なんでしょう。
もしかしたら、私たちSEとの仲立ちをするようになるかもしれません。
ExcelマクロがきっかけでSEになるかもしれません。
得することが多いのでぜひExcelマクロにチャレンジしてみてくださいね。